【Blender】あまりモデリングされた「藤の花」を見たことがないので、作ってみました。

「藤の花」のモデリング画像

    

   

 今回は、あまりモデリングされた「藤の花」を見たことがないという理由から、【Blender】で作ってみました。花がメインなので、木の形は適当です。

 藤の花の垂れ下がった印象が強くて、木の形は・・・・。調べたら複雑に絡みついた感じの難しい造形の木が多くて、アニメ風のシンプルな木で誤魔化してしまいました。

    

1.藤の花の画像テクスチャ作成

     

 今回はillustratorで花びらのイラストを作成し、そこに藤の花の写真を合成加工して「テクスチャ」を作成しました。

藤の花ビラのイラスト
 illustratorで花びらのイラストを作成
藤の花ビラのイラストを加工した画像
    藤の花の写真を合成加工

     

   

2.藤の花のモデリング

     

①花びらのモデリング

藤の花ビラのモデリング画像

     

②モデリングした花びらにテクスチャの貼り付け

藤の花ビラのモデリングデータにテクスチャを張り付け

      

③他のパーツもモデリングして組み立てる

藤の花の各パーツをモデリング1
藤の花の各パーツをモデリング2
藤の花の各パーツをモデリング3
藤の花の各パーツをモデリング4

     

3.藤の木のモデリングとパーティクルシステムでの失敗

    

 レンダリングエンジンをサイクルズにして、枝から垂れ下がった藤の花で完成としようかと思ったのですが、せっかくだから動画も作りたいと思い、木も作る事にしました。
 しかし、パーティクルシステムで木に「藤の花の付いた枝」を生やす予定だったのですが、後述の不具合により、手作業で組み立てる羽目になりました。

藤の花の付いた枝画像

   

木はBlenderの標準アドオンである「SaplingTreeGen」を使用しました。

Blenderの標準アドオンである「SaplingTreeGen」の画像

     

 パーティクルシステムで花を付けて成功か?と喜んだのですが、一見良さそうに見えても良く見ると枝の向きが同じになっています。
 いろいろと調べたのですが解決策が見つからず断念する事にして、手作業で枝を付ける事にしました。
 方向の件も問題ですが、枝に上手く刺さらず突き抜けたりする物や変な場所から生えたりして上手く調整するのも難しそうでした。
 太い枝から生やす時は問題ないと思いますが、細い枝から生やす時は高確率で枝がはみ出る気がします。

パーティクルシステムの失敗画像1
パーティクルシステムの失敗画像2
パーティクルシステムの失敗画像3

     

4.手作業での藤の花の枝付け

     

 藤の花の付いた枝を一つ一つ手作業で付けていくのは大変で、ちょっと予定より個数が少なくなりました。

藤の花の取り付け完了の画像

     

5.グリースペンシルの雲追加とレンダリング

   

 そのままだとなんだかつまらないような気がして、ラインアートモディファイアを使って輪郭線を付けてみたのですが、とにかく処理が重く何をするにも時間がかかるのでやめました。
 パーティクルシステムを使わず、花を沢山付けたので頂点数が多くなったからではないかと思います。ただのキューブでは、ストレス無く動作しますので。

藤の花の木にラインアートモディファイアをかけた画像

    

グリースペンシルの雲追加

 ラインアートモディファイアを断念したので代わりに、グリースペンシルの雲を追加してみました。
 しかし、雲がみょうに光って違和感が・・・。

藤の花の木にグリースペンシルの雲を追加した画像1
藤の花の木にグリースペンシルの雲を追加した画像2

    

 グリースペンシルはレンダリング時にデフォルトで、「最前面に表示される」設定のようで、その事を知らなかった為にああでもない、こうでもないと設定を弄ったり照明の位置やグリースペンシルの雲の位置を変えたりしていました。
 そして、もうこれでいいか、と思い休憩も兼ねてグリースペンシル関係のサイトを見ていると、なんと!知りたい情報がありました。
「忘却野」さんのサイトにレンダリング時、グリースペンシルを最前面に表示しない設定があり、やっと藤の花の後ろに薄い雲を付ける事が出来るようになりましたが、分かったのが遅く「もういいや」となっていたので、後ろにほんの少し薄い雲を付けるだけで完成としました。

     

※「忘却野」さんのサイト

グリースペンシルをメッシュの裏に隠れるようにする【Blender】

「忘却野」さんのサイトの画像

      

      

    

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